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イギリス空軍パイロットの証言
野生種のブルーベリーの実や葉のエキスは、ヨーロッパでは古くから、壊血病、泌尿器病、糖尿病などの治療に使われていました。
第二次世界大戦中、ブルーベリージャム好きのイギリス空軍のパイロットが、毎日、パンと同じくらいの厚さにブルーベリージャムとつけて食べていました。
そのパイロットが、夜間出撃の際、「薄明かりの中で物がよく見えた」という証言をしたことから、ブルーベリーの実の生理機能が注目されはじめました。
フランスやイタリアの学者がこの話に興味を持ち、ブルーベリーと目の関係についての研究が始まりました。その結果、ブルーベリーの紫色の色素(アントシアン)に、目の働きをよくする効果があることがわかりました。
研究の結果、 フランス空軍の軍医は、戦闘機とヘリコプターのパイロットにアントシアニンを与えて、まぶしさや目のくらみなどを中心にした夜間の視覚実験をし、その効果を、1967年5月のフランス航空宇宙生理学医学会会誌で発表しています。その中で軍医団は、人間の目の網膜に存在する紫色色素体が昼間(明るい場所)では破壊されてしまい、チラチラしたり、急に暗所に入ると物が見えなかったりし、視野も狭くなる。暗所から急に明るいところに出るとあまり見えないのも同じ原理。アントシア
ンはこの紫色色素体の破壊を防止して、暗闇への順応力を促進している、と結論づけています。 |