「老化は血管から」とはよく言われますが、血管の衰え=動脈硬化が進むと、さまざまな生活習慣病が起こることは皆さんもご存じでしょう。 以前は、血管というものは衰え始めると、進行するばかりで改善されないと考えられていました。 しかし、生活習慣を変えるといってもどのようなことを行えばよいのか、いまいちピンとこない人も多いでしょう。
下半身の筋肉強化にもじつに有効なつま先立ち
なかでも血管の若返りに抜群の効果を発揮するするのが、今回紹介する「つま先立ち」です。
つま先立ちをすると、ふくらはぎにかなり大きな刺激を受けているのが実感できます。じつは、このふくらはぎが血管若返りのたいへん重要なポイントなのです。 なぜ、ふくらはぎが血管アップの重要な部分かというと、ふくらはぎは別名「第二の心臓」と呼ばれ、下半身をはじめとする血液を全身に送り出す働きをしているからなのです。 ふくらはぎをよく動かして刺激すれば、筋肉が弛緩と収縮を繰り返し、そのたびに血液が押し上げられるのです。 この仕組みは、牛の乳搾りによく似ていることから「ミルキングアクション」(乳しぼり作用)と呼ばれています。
ですから、つま先立ちを行ってふくらはぎを動かし、ミルキングアクションを活発にすることが、血管の若返りにつながるのです。 こうして血管が若返ることで、血流もアップし、冷え性や肌荒れ、足のむくみなどは短期間で改善することが期待できます。
つま先立ちは、下半身の筋肉も耐えるので、膝痛や腰痛、股関節痛、アキレス腱の痛み、またタレ尻や足太りなどにもよく効きます。 応用編として「つま先立ち歩き」や「つま先立ち階段歩き」などもあります。 つま先立ちよりもさらに効果は高いので、ぜひ行ってみてください。
千曲中央病院名誉院長 吉松俊一 先生 | 千曲中央病院整形外科部長 吉松俊紀 先生 |